2005年11月3日木曜日

菊花賞~天皇賞・秋 By古川

菊花賞が終わりました。
結局、無敗の三冠馬・ディープインパクトが誕生し、サンデーサイレンス産駒初(恐らく最後)の三冠馬となりました。
分かっていた事ですが、同世代でなら圧倒的な実力差が有りました。



菊花賞でのディープインパクトは過去最高のスタートを決めた為、道中の位置取りがいつもの最後方ではなく中団馬群の中となり、それ故に折り合いを欠き、ファンを冷や冷やさせました。
口を割りながら走っている姿を見たときには「三冠は無理かな?」と思いましたが、途中から折り合って走るようになり、直線を向く頃には絶好の位置に居ました。
かなり前で逃げ粘るアドマイヤジャパン(父サンデーサイレンス)との差を見る見る縮め、を残り100m辺りで捉えて2馬身差でのゴール。
単勝1.0倍というのも納得の強さでした。


そして、やはり菊花賞はサンデーサイレンス産駒の戦いでした。
1~4着は全てサンデーサイレンス産駒が占め、同世代の上位として君臨しました。



翌週に行われた天皇賞・秋もサンデーサイレンス産駒がその強さを発揮しました。
天覧での天皇賞 ⇒ 女性天皇を認める風潮 ⇒ 女帝誕生・・・等と一部で噂されていましたが、本当に牝馬が優勝したので驚きました。
直線半ばで先頭に立った昨年の桜花賞馬・ダンスインザムード(牝馬 父サンデーサイレンス)がそのまま優勝・・・と思われたところに、外から昨年の年度代表馬・ゼンノロブロイ(牡馬 父サンデーサイレンス)が猛追。
物凄い足色で一気に抜き去り先頭・・・と次の瞬間にはダンスインザムードとゼンノロブロイの間に割り込んだヘヴンリーロマンス(牝馬 父サンデーサイレンス)が更に凄い足色で差して来て、頭差抜け出して優勝。
サンデーサイレンス産駒同士の凌ぎ合いを制しました。


その後、優勝したヘヴンリーロマンスの鞍上・松永騎手がウィニングランを行い、直線入り口から少し入った辺りでヘルメットを脱いで両陛下に馬上から礼をした姿は感動的でした。
(両陛下はその真正面に有るスタンドから観戦されました)


やはり、競馬はドラマです。