皆さん新機能使いこなせるようになりましたか?
新機能も重要なのですが既存機能の処理能力を確認するために
SolidWorks2004、SolidWorks2005、SolidWorks2006
での実行速度を比較してみることにしました。
今回は以下の処理を行うマクロを作成しました。
1.Partsファイル新規作成
2.正方形スケッチを作成
3.押し出し
4.2~3を100回繰り返し
サンプルマクロはこちらから...
このサンプルでは出来るだけ描画に影響されないように作成しました。
具体的には
・スケッチ描画を行わない
・ビュー更新時の動画を行わない
が設定されています。
また、マクロ実行時にはSolidWorks上にファイル(図面・部品・アセンブリ)が開かれていない状態で行いました。
動作環境は以下の通りです。
OS | WindowsXP Pro SP2 |
---|---|
CPU | Pentium4 2.4GHz |
Memory | 1GByte |
SolidWorks2004 | SP5.0 |
---|---|
SolidWorks2005 | SP5.0 |
SolidWorks2006 | SP2.0 |
計測結果は以下のようになりました。
SolidWorks2004 | SolidWorks2005 | SolidWorks2006 | |
---|---|---|---|
1回目 | 12.969 | 13.672 | 11.828 |
2回目 | 4.984 | 6.563 | 6.859 |
3回目 | 5.172 | 6.656 | 6.828 |
4回目 | 4.859 | 6.531 | 6.797 |
5回目 | 4.859 | 6.656 | 6.938 |
平均 | 4.9685 | 6.6015 | 6.8555 |
SolidWorks2004との互換性で上記計測結果は
SelectByID および FeatureExtrusion を使用しましたが
SolidWorks2005とSolidWorks2006では
SelectByID2 および FeatureExtrusion2 が提供されています。
こちらを使用した計測結果は以下のようになりました。
SolidWorks2005 | SolidWorks2006 | |
---|---|---|
1回目 | 13.344 | 12.250 |
2回目 | 6.438 | 6.922 |
3回目 | 6.500 | 6.984 |
4回目 | 6.469 | 7.031 |
5回目 | 6.547 | 7.000 |
平均 | 6.4885 | 6.98425 |
皆さんの環境ではどのようになりましたでしょうか?
マクロ実行前の予想では
SolidWorks2006>SolidWorks2005>SolidWorks2004
速い<------------------------------------------------> 遅い
と想定していましたが正反対の結果となりました。
また、SolidWorks2006でSelectByID2 および FeatureExtrusion2を使用した結果が
SelectByID および FeatureExtrusionを使用した結果より若干遅くなっているのも以外でした。
(計測誤差の範囲ですが・・・)