2005年12月22日木曜日

お薦めの一冊「CPUの創りかた」

お勧めの1冊を紹介します。
「CPUの創りかた」
出版社:毎日コミュニケーションズ
著者:渡波 郁



あなたはCPUがどうやって動いているか、ご存知ですか?
CPUはあなたが書いたプログラムをどのように実行しているか、ご存知ですか?



この本は、CPUの基本原理から具体的な設計例までを解説してくれる本です。
とはいっても、大学の教科書みたいな堅苦しい文章ではなく
(本文より抜粋)
「現在の命令の位置(アドレス)を指し示す役割をするのがプログラムカウンタです。
つまりプログラムカウンタの値が0001ならば0001番地の命令を実行する、となるわけです。
ま、日めくりカレンダーみたいなものですね。」
のように、全体的に口語調で書かれており、非常に読みやすくなっています。


また、実際の部品を使ってわかりやすく説明されているので、オームの法則と半田ごての使い方さえ知っていれば、秋葉原で手に入る部品で自分オリジナルのCPUが作れてしまいます。


しかし、この本、ちょっとだけ問題があります。

それは何かというと・・・挿絵の絵柄がいわゆる
「萌え」
なんです。


「電車男」のような方ですと、この絵柄に抵抗はないと思いますが、普通の方は本屋
で見かけてもレジまで持っていくのも恥ずかしいかと思われます。
そのような方は、Amazonなどの通販でこっそり買うのが良いかと思われます。


「俺は、CPUに使われたくない!俺がCPUを使ってやるんだっ!」
という方や、突然仕事で組み込み系を担当することになったという方にお勧めします。